セックスで女性ホルモンは分泌されるのか

「女性は恋をすると美しくなる」
よく聞きますよね。
幸福感、楽しさ、充実感に満ち溢れれば溢れるほど魅力的になるものです。
女性の美しさ=女性ホルモン
と限定して、さらに
恋をする=セックスする
まで限定すると
セックスで女性ホルモンは分泌されるのか
という仮説が出てきます。はい、どうでしょう?

女性ホルモン分泌

ご存知、女性ホルモンは「エストロゲン」と「プロゲステロン」です。
プロゲステロンの主な役割は妊娠の維持ですから、ひとまず今回の話題からは外します。
エストロゲンの主な役割は妊娠の準備、女性らしい体づくりで卵巣から分泌されます。
では、卵巣が独自にエストロゲンを分泌するのでしょうか。

エストロゲン

エストロゲンは卵巣で分泌されます。
卵巣はエストロゲンを分泌したら脳にフィードバックします。
卵巣がエストロゲンを分泌するのは、性腺刺激ホルモンを受け取って作用するからです。
性腺刺激ホルモンは脳下垂体が視床下部からの性腺刺激ホルモン放出ホルモン分泌による刺激で分泌されます。

視床下部は身体のリズムや、情動行動を司る貴女の司令塔なので、安定した日常生活を送ることがホルモンバランス維持に必要となります。

ビタミンB6、亜鉛などもエストロゲンの合成を助けるので、エストロゲン自体を増やすためには、ストレス解消、卵巣の負担軽減、バランスの良い食事が肝心です。

偽物

大豆イソフラボンとか、エクオールとかは、肌のハリ、コラーゲン生成など女性らしさに影響するエストロゲン様作用が期待できることから、女性ホルモンを増やすようなイメージを持っている方もいらっしゃいますが、エストロゲンと同じ成分というわけではないので、エストロゲンの分泌量によって摂取量をコントロールしたほうが良いでしょう。

エストロゲン過多による乳がんや子宮内膜症のリスク軽減のために、エストロゲン受容体にエストロゲンよりも先に結合させたい場合や、更年期も落ち着き卵巣からのエストロゲン分泌が期待できない場合などにエクオール
また、エクオール産生菌を持たないと生成されないなど、飲めば効くというわけではないので注意が必要です。

セックスの影響

脳内で伝達成分生成される可能性があります。
不健康、生活習慣の乱れ、ストレス、視床下部の負担が増えれば増えるほど、卵巣への指示が乱れ、結果女性ホルモンに過不足が起こります。
視床下部は性衝動も司るため、いいセックスで満たされれば、その働きも期待できるため、セックスによる女性ホルモン分泌が無いとも言い切れません。

しかし、当然ながらセックス以外でも代替できます。

血流

ホルモンはメッセンジャーなので、届かないと意味がありません。
また、結果報告しないと過剰分泌されますので、体内の物流、つまり血流が肝心です。
セックスでリラックス出来れば副交感神経優位になれるので、血管のしなやかさによる血流促進が期待できます。
セックスの活動量によっては、心拍数が上がって血流増加が期待できます。

しかし、血行促進はセックス以外でも当然できるのでセックスだから女性ホルモンが分泌されるというわけではありません。

卵巣

当然ながら冷えは大敵です。
セックスの活動量によっては、体温上昇が見込まれるため、子宮や卵巣ケアが期待できます。
セックスでリラックス出来れば副交感神経優位になれるので、自律神経のバランスが整うことが期待できます。

いいセックス

脳の働きも血流も膣・子宮・卵巣もセックスの影響を受けるとは思いますが、貴女が期待している女性ホルモンの効果を得るためには、ただセックスをすればいいという訳では無いところが大切です。
物理的な挿入という意味だけのセックスから、精神的に満たされるセックスまでセックスとはと言う定義が幅広いので、セックスで女性ホルモンが分泌されることも無くは無いが、セックスしとけば分泌される訳では無いという点に留意する必要があります。

そういう意味で、医学的には恋やセックスで女性ホルモンは分泌されないという結論になっているのでしょう。

エストロゲン分泌の仕組みを理解していれば、セックスに限らず、脳が必要と感じ伝達成分が卵巣に届き正常な卵巣であればエストロゲンが分泌されるので、その過程全てにいい影響を与える行動が女性ホルモン分泌のカギと言えます。

更年期

そもそも卵巣からエストロゲンが分泌されない状態ですから、セックスしようと何しようとエストロゲンが増えることはありません。
更年期を乗り越えるためには、エストロゲンが分泌されない状態を視床下部に受け入れさせる必要があります。

セックスに限らず視床下部が正しく働く環境づくりや、オキシトシンなどの幸福ホルモンで安定させるか、エストロゲン様作用で女性らしさを維持することを意識してみましょう。

エストロゲンが増えた

当方を妊活でご利用いただいている方からは、あの後クリニックで診てもらったらエストロゲンが増えていたというご報告をいくつかいただいております。
前述通り、私の施術だから増えたという主張をするつもりはありません。
女性ホルモン分泌に関連することは多岐にわたるので、血流が良くなったからかもしれないし、リラックスできたからかもしれないし、陰陽調和かもしれないし、承認欲求が満たされたかもしれないし、呼吸など自律神経のバランスかもしれないし、体温上昇かもしれないし、女性らしさが満たされたのかもしれないし、未経験のテクニックによるパーソナルベストが出たのかもしれないし、欲求不満が解消されたのかもしれないし、ストレス解消かもしれないし、身体のいい時を思い出したのかもしれないし、満足感、安心感、充足感、達成感かもしれないし、単なる昂まりに引き摺られたのかもしれないし何か特効薬があったというよりかは、トータルのバランスやタイミングも考えられます。

一つ確実に言えることは、私の施術の後にエストロゲンが増えていた事実はあるということです。
さらに付け加えるとしたら挿入しなくても女性ホルモンは増えるということです。

セックスで女性ホルモンは分泌されるのか

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セックス

念為、私は医師などの専門家ではございませんので、健康や生活に影響が出るような不調につきましては、しかるべき機関を受診、相談していただくことをお勧めします。

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